愛車のKATANAをはべらし、腕組みをして遠くをみつめるその男は、他のメンバーの遅刻で3時間待ち ぼうけをくらったAllwayでした。
ようやく合流した今回のメンバーは、我々3人と我々の友人のMogishi(モーギシ)です。仕切り直して今回 我々が目指すのは、伊豆!
スケジュールは相当オシてるはずなのに、我々はチンタラとパーツショップに立ち寄り、やっとこさ地震の 影響で一部通行止めの東名高速に乗りました。
そしてサービスエリアでダラダラと昼食をとり、全員が「嗚呼、本当に今から伊豆へ行くんだな」と意識 した時は、すでに14時半くらいでした。
しかしそれでよいのです。それが我々のスタイルなのです!
東名高速を降りて、大渋滞の国道1号に乗った時点で、NuZの股間は蒸しあがりました。
それでも我々は鬼のまくりでまくりたおして、19時過ぎに宿に到着しました。
ワイワイキャッキャと温泉につかり、食事を済ませた我々は、修善寺の町に繰り出しました。
そこで食べたわさびアイスはすごくまずかったです。
伊豆にはどこでもだいたいわさびアイスがありますが、修善寺のバスターミナルみたいな所にあるわさび アイスだけは食べないほうが賢明です。
2日目、まずは「萬城の滝」を観ました。萬城の滝は滝の裏側に回れるのが売りな訳ですが、我々が 訪れた時は「危険!裏側へは行けません」との看板があり、封鎖されていました。それを見たNuZは すかさずAllwayに、あの名言「こんなんさせてくれる・・<省略>」を言い放ちましたが、2回目だったので、 Allwayのハートには全然響きませんでした。
なので、Allwayは自分の意思で滝の裏側へ行き、他のメンバーもそれに続きました。
その後「浄蓮の滝」を観て、2つの滝でマイナスイオンを大量に浴びた我々は国道を南下していると、Maternityが「旧天城トンネル」を発見しました。
旧天城トンネルに行くには、単車を傷つけない為にも、1.5kmほど徒歩で林道を登らなくてはなりません。 なので、行くのか行かないのか話し合っているとNuZが、
と言い、旧天城トンネルへ行くことが決定されました。
他のメンバーも、「せやな(^-^)y」(そうだね)と言っていました。
トンネルに着くと、トンネルの中は真っ暗でした。多分故障だと思うのですが、照明が一つも点いて いなかったのです。
数メートルも歩くと、気持ち三半規管がおかしくなり、結構怖かったです。
我々は4人固まって歩いていた訳ですが、本当に2〜3m離れただけでもはぐれてしまうような状況でした。
そんな中、Mogishiが一人でどんどん先へ進み、見えなくなってしまいました。
最初はおもしろかったのですが、だんだん勝手なことするなみたいな感じになってきたので、
他のメンバーはMogishiに呼びかけて停止させ、Mogishiに近づいて行きました。
皆、別に怒っていた訳ではないのですが、とりあえずAllwayがMogishiに一言怒鳴りました。
罵声を浴びせられたMogishiは無言だったので、Allwayはちょっと言い過ぎたかな?と思い、Mogishiの顔を のぞき込んだら、関係ないおばちゃんでした。
トンネル内には我々以外にも観光客がちらほらいて、Allwayは間違えて関係ないおばちゃんに罵声を 浴びせてしまったのです!
旧天城トンネルを後にし、この日は西伊豆の「雲見温泉」の民宿に泊まりました。
新婚ほやほやのMaternityは、嫁さんに「1泊だけ」と言って出てきたそうですが、エロい顔して「アワビの踊り焼き」を食べていました。
その後NuZとMaternityは浴衣のまんまで単車に乗り、近くの混浴露天風呂へ行きました。
「赤井浜」という浜辺に露天風呂が造ってあって、すぐ目の前は海!24時間いつでも入浴OK!という ロケーションの、無人無料の町営温泉です。
ちょっとした崖を下りて温泉につかり、フナムシにも気付かず、海に向かって仁王立ちしたりなんかして 温泉を楽しみ、民宿へ帰ることにしました。
この時2人はタオルを持って来ていなかったので、体が拭けず、「パンツが濡れるのが嫌だ」という 理由で、浴衣だけハオってフリチンで民宿まで帰って来ました。
まだまだ現役の2人です。
次の日はもう帰ることにしました。途中に通った「だるま山高原」からの景色は最高でした。
しかし、誰一人として写真を撮っていなかったのは残念です。
そして、時間がオシているのに「柿田川湧水群」や「三嶋大社」を観て、司令部に帰還したのは23時でした。