川で泳ぎたい!という願望から、再び六十尋滝へ行ってきました。
 2年ぶりに来たのですが、その日の滝は前回とは様子が違いました・・。
 雨により増水していたのです!
 先に申し上げておきますが、NutZが防水デジカメを忘れてきましたので静止画しかございませんが、
滝の太さというか、滝の水の量が前話と全然違うのがお分かりになりますでしょうか。

 Let's swimming! Allwayはトランクス一丁になって川に近づきましたが、滝の水しぶきで近づいただけで
ベッタベタに濡れました。
 また、水が落ちてくる時に発生する風がすごくて、呼吸困難になりそうになりました。
 それぐらいヤバくておもしろかったです。

 NutZはというと、Allwayに「もっと滝壺に近づけ」とか「滝に打たれろ」みたいなことばかり言って、自分は
全然川には近づきませんでした。
 そこでallwayが一言NutZに言いました。

「ビビっとんの!?(ビビっているの!?)」

 若い頃はこの一言だけで何でもできたのに、「ビビってねーよ。ただ水に濡れるのが面倒くさいだけ」との 返答でした。
 しかしallwayのさらなる一言

「ノリわりーなー」

 にはNutZも黙っておれず、服を脱ぎだしました。
 そして、ピッチピチのボクサーパンツに足元はバッシュに近いゴツさのスニーカーというホモ雑誌の
表紙
みたいなスタイルで滝と戯れていました。

 大自然の1番搾りの超天然水を全身に浴びて満足した我々は、清流茶屋で食事をすることにしました。
 アユの冷たい雑炊とか、すごくおいしかったです。

 食事を終えて席を立とうとした時、NutZが目を丸くして床を見つめていたのでどうしたの?と聞くと、
「ナメクジがおる」とのことでした。
 しかし!・・それはよく見るとヒルでした。しかもどこかで血を吸ったのか、パンパンにふくれあがって
いました。

 津市は決して大都市ではありませんが、さすがに市街地にヒルはいませんので、我々はこの珍しいヒル
という動物を、割り箸でつっついたりして観察していました。
 「山に来るとこういう珍しいモンに会えるんやなー」と、ひととおり観察を終えて、Allwayはヒルを山へ
逃がしました。
 この時はNutZも、「逃がすの?お前優しいなー(^▽^)」と余裕でした。

 そして席を立って単車まで歩いて行く途中、NutZが声を上げました。

「あっ!そう言えば!」

 そう言いながらズボンの裾をめくると、NutZの足首は血まみれでした。
 何のことはない、ヒルはNutZの血を吸っていたのです。

 NutZはショックを受け、怒りも沸いてきました。なのでヒルを逃がしたAllwayに対し、

「なに逃がしとんねん!八つ裂きにしてあぶったらなあかんやろ!」

 と一喝しました。

 しかし、体長3cmほどのヒルを八つ裂きにする画を想像し、むなしく思ったのか、「あのヒルも、NutZという 王子様の血を吸ったことで、ヒル界ではトップスターやな」ということで話は落ち着き、我々は帰ることに
しました。「ヒル界のヒルズ族やな」とかも言ってました。

 帰り道、信号待ちをするたびにズボンをめくって傷口を確認するNutZをミラーごしに見て、笑いの止まら
ないAllwayでした。


携帯で撮った動画です。


 ※ Quick Timeをダウンロードしてください。
 ※ 環境によっては再生に1〜2分かかります。 



   

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